yoshida farm吉田てづくり農園

interviewインタビュー

安心安全の食材を提供してくださる生産者は、
私たち愛和食品の思い「愛と笑顔で日本を元気に!」をともに実現する大切なパートナーです。
社員食堂の食材でお世話になっている吉田てづくり農園の吉田さんにお話を伺いました。

早川恭彦
農業を始めたきっかけはなんですか?
吉田雅信
以前私はサラリーマンでファッション関係の仕事をしていました。
商社で繊維部門で仕事をしていたのですが、衣類は流行で動きますよね。つまり人の都合で振り回されるのです。そういう仕事をしていたら、普遍的なものへの憧れが強くなってきました。自分で野菜をつくって、自分で売る仕事をしたいと思ったんです。それで脱サラして農業を始めました。家族には最初ずいぶん反対されましたが(笑)
早川恭彦
なぜ、完全無農薬の野菜なのですか?
吉田雅信
世の中の99%の農家は農薬や化学肥料を使っていて、今はそれが普通です。
でも人類が農耕をはじめて以来、たった数十年前までは誰も化学物質なんか使わなかった。それが普通だったのに、今では普通ではなくなりました。私は、これからまた農薬を使わないことが普通に戻っていくと思うんです。
大きくしよう、大きさを揃えよう、たくさん収穫しよう、という人間の都合ではなく、野菜の都合でつくる農業をしたいと思いました。
早川恭彦
これからどんな役割を果たしたいですか?
吉田雅信
私は消費者と会って直接伝えることができ、消費者が知りたいことに直接答えることができます。ですが、普通の生産者の場合は、流通を通して野菜が消費者に届くので、例えば形や色が少し変わっていても直接お伝えできれば問題ないことが複雑な流通を通すと分からなくなってしまう。だから形を揃えるとか、この箱に何本詰められるように、とかそういうことになってしまうんですよね。
私は、生産者と消費者の距離を縮めて生産者にとっては高く販売することができて、 消費者にとっては安く買えることができて、しかも鮮度よく食べることができる、そういう形で有機農業が普及できるように貢献していきたいと思っています。
人間の都合ではないく野菜の都合で育てて、自然本来の生き生きとした元気な野菜をお届けしていきたいですし、地球という素晴らしい自然を未来の子供たちに残していきたいですね。