「大人が学び、新しい習慣をつくる大切さ」というテーマの後編です。前編では、大人が学び、実際に行動するためには「悪しき習慣」を見直し、時には捨て、「新たな習慣」をつくりあげていくことが必要というお話しをしました。

経営者仲間の「悪しき習慣」をひとつ挙げるとすれば、会食三昧です。豪華なものを食べ、お酒をたくさん飲んで一見楽しそうですが、家族と夕食をともにする日は、年間数日もないという人もいます。それが「常識」……果たしてこの「常識」を続けることで、わたしたちは幸せなのでしょうか。

コロナ禍の自粛期間を経て、その「常識」が、家族の何気ない話を聴きながら食卓を囲む時間と引き換えに存在していたことに気付いた人もいました。気付いても、また以前の「常識」に引き戻された人、気付いて、「新たな習慣」を築き始めている人もいます。

そして、愛和食品は、すべての従業員が心身ともに健康で、元気に働くことができる環境づくりを目指しています。健康は、言うまでもなく生きる上での基礎です。しかし、多くの人が健康を損なう「悪しき習慣」を捨てられず、身体が悲鳴を上げて初めて、健康の大切さに気付きます。病気を治療でき、健康を取り戻せればまだよいですが、それでも入院を余儀なくされ、自分らしく活動する時間やお金を失うこともあります。

今、あなたが家族との関係性、心身の健康を損ないかけているとしたら、これまでの「常識」を一度疑うことが必要かもしれません。常識とされ、自分が何気なく続けてきた習慣を見直すこと。そして、ひとつずつステップを踏んで、新しく自分に合った生き方を見つけてほしい。そんなことを考えています。

愛和食品では、「新たな生き方」に向かうひとつのステップとして、「健康系地域コミュニティ」づくりを考えています。こちらについては、次回書いていきたいと思います。