愛和食品は、創業の地である金沢八景で「カナカツ」を11年間運営してきました。横浜市との共同プロジェクトだった「カナカツ」は、学童や学習室、「心の電話」、国際交流ラウンジなどを集結させた、青少年をサポートするための場所です。2012年、創業者である父がビルを無償提供することで始まった場は、地域交流の拠点としても活躍してくれました。わたしたちは創業者の想いを受け継ぎ、今後、本社周辺（戸塚区川上町）に拠点を設け、「地域のためのコミュニティ」をつくりたいと考えています。

場のテーマは、これまでも愛和食品が大切にしてきた「健康」。ご近所の方がふらっと訪れることができ、誰もが健康になっていける場所、そして、場に集ったみなさんがこれからの未来を描けるような場所にしたいと思っています。具体的には、当社とつながりのある食のプロによるセミナー、安心して食べられる食物、安心してまとえる衣服を販売するマルシェを開きたいと考えています。

たくさんの方が集まる場になってほしいですが、特に来てもらいたいのが、近所の子どもたちとアクティブシニアです。私が小さい頃は、近所の大人たちと子どもは何かと交流があり、地域コミュニティに育てられてきた実感があります。身近な大人が憧れの存在であり、早く大人になりたいと思ったものです。

ただ、現代に「ALWAYS  三丁目の夕日」という映画に出てくるような（この例えも古いでしょうか……）、昭和風の地域コミュニティをそのまま復活させよう！という考えではありません。近所に面白そうな場所ができて、ふと行ってみたら、多様な人と、健康につながる情報やものに出会える。そんな、well beingな地域コミュニティをつくり、近所でも楽しめる街にしていきたいです。

まだ、正式な場所も決まっていませんし、計画もこれから。ですが、地域のみなさまの力を結集して楽しく健康になれる場にしたいと思っています。ぜひ、「こんなことしてみたい！」といったアイデアがあれば、お気軽にお寄せください。